民商は「金融は中小業者の権利だ」と利用しやすい長期・低利融資制度を国などに求めてきました。その最大限の成果である、担保・保証人なしの融資制度を利用しましょう。
毎月の返済が苦しい時には金利の引き下げや返済条件の変更も可能です。
12月10日(木)札幌エルプラザ中研修室Bにて、毎年恒例となる融資説明会を開催しました。
15名の参加となりました。札幌市経済局産業振興部・産業振興課から久道課長、木村係長、大山担当係員の3名が講師としていらっしゃいました。河井会長からの挨拶の後、久道課長から、上田市長から、秋元市長になってからの現在の制度についての分かりやすい説明がありました。質疑応答では、今後融資を申し込もうと考えている会員からの質問や、「市はもっと親身に、相談乗って欲しい」等の要望が出ました。
平成20年11月26日夜、北区民センターにて今回2回目の札幌市大門金融係長らを講師に、札幌市の制度融資について学習・説明会を行い会内外から22名が参加しました。
冒頭、河井北部民商会長から情勢が話され、「我々も(融資)制度をおおいに活用して、乗り切っていきましょう。」と挨拶しました。
大門係長より札幌市の中小企業融資制度、セーフティーネット制度、今年度創設「元気がんばれ資金」の概要についても、「従来以上に活用されやすい内容になってきている。市支援センターが保証協会や銀行へと交渉し、みなさんと一緒に取り組める内容になっています」と詳しく説明されました。
一定説明を受けたあとの質疑・応答では、「一緒に相談にのりますからぜひ相談に来てください」と、今回も市から積極的な応答もしていただきました。
平成20年11月20日夜、民商会館にて道労働局職業安定部から本間信弘氏を講師に呼んで中小事業者でも比較的多く活用されている各種助成金(労働省管轄)の説明会が開催されました。
参加者からは「こんな助成金があったのは知らなかった。もっと早く知っていれば」など、感想が寄せられました。
本間氏からも「助成金が活用され、雇用の拡大が図られれば嬉しい」とも。
今回、実態は雇用を増やしたくても増やせられない中小零細業者の実態も交流できました。
電気工事業のMさんは、昨年11月にホームぺージをみて滞納税金で税務署との対応に困って民商に相談にきました。
税務署に納税猶予の申請を提出しましたが、時間差で取引銀行に振込まれた売掛金88万円が全額差し押さえられていました。
さっそく税務署へ抗議しましたが、「今後の納付額の相談には応じるが、差押えは解除できない」と。
そんなこともあり、融資は無理と諦めていました。 しかし、気持ちを切替て保証協会に相談を持ち込みました。
今後の税金の納付約束もしめして12月に保証の内諾をえて2つ目の銀行で500万円の融資が1月になって実行となりました。
「差押えを受けたときには、どうなるかと不安だったけど、民商と一緒に税務署に異議を申し立て、自分の言いたかったことを税務署に突きつけて、気持ちも切り替えて融資にチャレンジしてよかった。まさか借りれるとは思っていなかった。これからは自分で経営のこともしっかり考えていきたい。税理士任せにしないで自分でパソコン会計にも挑戦してみたい」と意欲満々です。
事務用品販売のKさんはH4年に手形不渡りで倒産、その後個人で商売は続けてきました。
資金繰りがつかなくてサラ金・クレジット・日掛け業者からの借入もありましたが民商に相談して5年前に債務整理して、その後商売を再建してきました。
以前に商工会議所に融資の相談をした時には、「3期も4期も赤字が続いては…」「保証人がいなくては…」と、まったく話にならなかった事もあって、融資は絶対無理と思っていました。
商工新聞や北部民商のニュースをみてセーフティーネットの活用で次々と借り入れ成功していることに励まされ、思い切って挑戦しました。
民商のアドバイス通り手続きをすすめ、市の認定を受け、取引銀行に融資を申し込みました。
11月に申し込んで結果が出るまで時間はかかったけど、1月初めに200万の融資が実行になりました。保証人なしで、しかも低金利の融資が受けることができて喜びの報告がありました。
売上は最盛期の1/4で厳しい状況だけど、自分でパソコンを使い毎月試算表を作成し、経営の内容をしっかりと把握していたこと、今後の商売の見通しもきちんとしめしたことが良かったと思うと話してくれました。