民主商工会(民商)は、徴税の嵐が吹き荒れた戦後の混乱の時代に、権力的な税務行政から納税者の権利を守る運動や重税反対運動の高まりの中から誕生しました。
全国には600を超える民商があり、全ての都道府県に連合会があります。各民商には商売やくらしのことなどなんでも気軽に話し合える班や支部があります。
民商は50年を超える歴史の中で、中小業者の営業とくらしを守る多くの実績をあげてきました。国民本位の税制や、税務行政の民主的改革を求め、申告納税制度と納税者の権利を守る運動をすすめ、無担保・無保証人融資制度を実現させ、最近では地域金融機関を守り、多重債務者を救済する運動に取り組んでいます。
また、民商は中小業者の仕事確保や融資制度の充実し、地域経済を振興させ、中小業者が役割を発揮できる、平和で豊かな社会をめざして活動しています。
1.民商・全商連運動は会員の利益・幸せだけでなく、中小業者全体、大きくは国民全体の幸福とつながっている。要求と活動方法が道理に合ったもであったからこそ、さまざまな権力的攻撃の中でも一貫して前進している。
2.団結こそ何ものにも勝る宝物である。自らが大きく団結したときこそ、中小業者の切実な要求を実現することができる。
3.中小業者は共通する要求で、労働者、農民などの国民各層とともにたたかうならば、その要求実現をさらに切り開くことができる。